お通夜と告別式は両方出るの?遅刻はマナー違反?香典袋の書き方は?
親しい人が亡くなる。
友達が亡くなる。
身内が亡くなる。
ある日突然の事です。でもすべての人に訪れる事なんです。
何度か経験していても立場や状況が違いとまどいます。
葬儀やお通夜、マナーの事も気になります。最低限のルールがわかれば困らないです。
悲しみは深く何も手に着かないとは思いますが故人への想いを常に抱いて立ち振る舞いができるようになりたいですね。
≪目次≫
お通夜と告別式はどちらに出ればいい?
どちらに出ればいい?この質問がまず違います。
どちらに?というより可能ならば両方出席できるといいですね。ただ生前の関係にも依ります。
3親等内の親族もしくは会社内で大変お世話になったり深く交流があった場合はどちらか、、、などは考えない方がいいですね。
時間をやりくりしても両方出席が好ましいです。
ただし仕事の都合や地域性の事もありますので必ず両方という意味ではありません。
最近では仕事関係、家庭の事情で平日の昼間に葬儀があると参加できない方も多くお通夜の方への参列されますね。
お立場が似てる方にご相談されてご指示に従いましょう。
故人とのお別れは
最初で最後
一生で一度限りの出来事です。そのことを心に留めておいてください。
お通夜に遅刻するときはどうする?
お通夜の時間に遅れてもいいの?
大丈夫です。訃報を聞いてすぐに駆けつけても間に合わない事があります。
最近では葬祭会場で行われることが多いのであらかじめ会場に閉館される時間をお聞きになるといいと思います。
当事者はお忙しいので遅れる旨を伝えてもらうこともできます。
ご自宅での通夜の場合も事前に電話を入れ遅れる旨を説明し「遅れますが〇〇時ごろにはお伺いします」と一報を入れましょう。20時以降になる場合は連絡を入れてから確認をとって伺いましょう。
葬儀の準備等もあり「通夜振る舞い」などお疲れの時があります。
ただ何をさておき駆けつけてくださることは親族からすると本当に感謝したいのですが、こんな時こそ先方のお気持ちを察する余裕が欲しいですね。
元来お通夜というものは民間の風習でした。亡くなって24時間以内は 個人が甦るかもしれない可能性があると信じられていました。そのため親族や身近な方がずっと故人に寄り添っていたのです。
実際の事件で報じられたニュースにもありました。雪の中で中年の女性が橋の付近に倒れていて呼吸をしていない事にびっくりして通行人が発見、通報。
救急車がかけつけ、現在の死亡判定基準に基づいて(心肺停止、瞳孔が開いた状態、死後の硬直、)判定。
死亡を確認後、警察に連絡。警察も現場検証を実施。外傷等の怪我が無い、周辺の聞き込みもして事件性がまったくないことを確認した。その間3時間近く女性は雪の中に放置されていた。
その後、警察は部署の霊安室へ運び部屋を閉め切っていた。驚いたことに6時間経過後に女性が意識を取り戻し生き返ったのです。死んだと判断され何時間も心臓と呼吸が停止していて気を失っている状態でもずっと生きていることがあるということです。
通夜とは故人の甦りを信じつつも最後のお別れをするという事です。葬儀とは別物です。告別式やお葬式は 宗教行事です
仏教が民間習俗や儒教をとり込み布教し始めたことにより一般の庶民に広がっていきました。そのため通夜・葬式・告別式のすべてを僧侶が取り仕切るようになっていき、宗教儀礼として確立されたとの説があります。昔は「葬式」がなかったのです。
今では信仰宗教のお寺ですべてをまかせるようになりお通夜も葬儀もセットになってしまいました。
本来のお通夜は
名称通り、
夜を通して故人を偲ぶということではないでしょうか?
故人とゆっくりとお話をする時間を持ちたいです。そんな思いの方が駆けつけてくださると残された家族もとても嬉しいのではないでしょうか?
お通夜のマナーと香典袋の書き方は?
マナーとは多くの方が過ごす時に不快な気持を与えないという事です。ただこの冠婚葬祭に関してのマナーは
いろんな説があります。年代、地域性で全く逆の事もありますのでここでは一般的なマナーや作法を書いています。
詳しい事は身近な年長者やご親族に聞かれることがトラブルを起こさないコツです。
やはり年の功です。年長者、経験者を立てる事を覚えていれば間違いないです。
ここでは一般的なマナーを紹介します。
お通夜のとき読経の途中で帰ってもいい?
失礼ですのでやめましょう。途中退場はとても目立ちます。一時間以内ぐらいの読経の際に帰るぐらいなら最初から お線香だけ上げさせてもらうかお香典を渡して記名をして喪主の方に一言「とり急ぐ」ことをお伝えしお悔やみを申し上げて帰るのがいいですね。
お通夜の服装は?
いまでは礼服です。
昔は訃報を聞いてかけつけたりしてお通夜が決まっていない事が多かったのです。取り急ぎ来た!という意味から地味な普段着でした。何も用意できなくて、、、ということです。
礼服だと「亡くなるのを待って用意していました」と勘違いされる事もありました。
現在はお通夜もお葬式も時間や日程がはっきりと決まっているので逆に礼服を着ていくべきです。
会社勤めの方はロッカーに男性は黒のネクタイや喪章女性は黒のカーディガンなどを用意している方もいらっしゃいます。
お通夜のお香典の書き方は?
お香典は「ご霊前」と書いておけば大丈夫です。宗派によってはいろいろと決まりごとがありますが最近ではそこまでうるさく言われません。
薄墨ということも言われていますがそこまでこだわる必要がないです。わざわざはっきり黒で書かなくてもいいのですが
薄墨で書くと言う事をご存知の方はぜひ薄墨で書かれてください。
※薄墨で書く意味は”本来は黒でしっかりと書かねばいけないのに、
悲しみのあまりあふれる涙が硯に落ちてしまう。
墨を擦っても擦っても黒くならないのでので薄墨で書きました”ということです。
本来は黒で問題ないんですがまことしやかないわれを知ってしまうと
薄墨かなぁ~~
ただし薄墨で書かないとダメということではありません。
訃報を数日して知った場合
芸能界などでもよく「家族内で密葬にしました」「身内だけでひっそりと葬儀は済ませました。」家族葬が多くなっているのでお世話になった方や恩返しをしたい方の葬儀に参加できない場合があります。
風の便りに亡くなったことを聞くことも多くなりました。
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私は想いを込めたお手紙と一緒にこのようなろうそくやお線香を送りました。先方の都合もあるでしょうし、家族葬にされた想いを尊重しお気持ちだけを届ける方がいい場合があります。
まとめ
人は必ず亡くなります。生まれた時から死に近づいていきます。
でも
その死が迎えに来るまでどう生きたのかそしていろんな方とご縁を結びこの世から旅立たれる。
突然の訃報にいつも心が乱されますが故人との思い出をゆっくりと話す時間にしたいものです。
出逢って下さりありがとう。。。。と