半夏生とは何の事?しかも何て読むの?タコを食べるらしいけど何で?

     
タコ

 半夏生

何ですか??

初めて見た人は読めますか?
っていうか生まれて初めてみた
漢字の組み合わせ!ですよね。

こんな言葉あったの?って
思っていませんか?

私もまったくわかりませんでした。
何する言葉?

半分夏が生まれたの?
だから梅雨時???

はんなつなま?

はんなつせい?

はんかせい?

ううううぅう~~~ん 違います!
普通の人は読めないですよね。

ご安心を私も最初は見当もつかず
全く読めませんでした。

≪はんげしょう≫ と言います。

それが何?ってほど
わかんないですよね。

日本人の知恵が詰まってる
素敵な言葉なんです。

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半夏生(はんげしょう)ってなに?

古来から伝わる日本の雑節の一つです。

雑節?

雑節って何なの?

二十四節気以外に、季節の変化の目安として決めた日の総称。

????じゃあ 二十四節気って何なの?

二十四節気

まだカレンダーがない時代に昔の人々が生活に役立てた暦。
先人の知恵って本当にすごいです。

太陰太陽暦で、季節を正しく表すために使っていた言葉。
俳句などでは季語として使われる事も。

1太陽年を太陽の黄経によって24等分します。
(黄経・・・黄道座標の経度。春分点を零度として東回りに360度まで測ること)
簡単に言うと そのわかれた点に季節の名をつけた。。
 
たとえば、
正月節は立春、正月中は雨水と表す。
立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨・立夏・小満・
芒種・夏至・小暑・大暑・立秋・処暑・白露・秋分・
寒露・霜降・立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒。

二十四節。二十四気。節気等とも言います。
聞いた言葉もあるのではないですか?

ニュースなんかで
「明日は暦の上では立夏ですが~」なんて言ってますよね。

立春、春分、立夏、秋分、冬至
田植えや稲刈り 生活の一部になっていた暦なんですね。

この有名な?二十四節気以外が雑節になります。
(実は細かく72節分かれています)

半夏生(はんげしょう)は雑節に含まれます。
今迄、聞いたことがある他の雑節では

節分・八十八夜・入梅・・土用・彼岸
などですね。

この言葉の仲間に含まれるんです。

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半夏生(はんげしょう)って2015はいつ?

夏至から 11 日目(7 月の 2 日頃)です。
2015年は7月2日(木)になりますね。

ちょうど
半夏(はんげ)という花が咲くころと重なります。
半夏(烏柄杓)という薬草

ドクダミ科の多年草で水辺に生えます。
少々臭いにおいあり。茎は高さ約80センチメートル。
葉は長卵形。
夏には茎のてっぺんに花の穂をつけます。
白色の小花が密集しています。
花の穂のすぐ下の葉は下半部が白くなるので目立ちます。
片白草とも言います。

半夏生

画像引用元:ウィキペディア

ドクダミ科で匂いがきつい。
カラスビシャクの漢名を持ちます。
根や茎をの外皮を取り除いて乾燥したもの。
漢方では
去痰(きょたん)・鎮嘔(ちんおう)・鎮吐薬などに用いられています。

半夏生(はんげしょう)にタコを食べるのは何でなの?

日本ではちょうど田植えが終わった時期で
農家の方の労をねぎらうのが目的です。

栄養があり精力がつくものという事で
関西地方で始まりました。

古来からの風習というわけではないですが
その地方で食べられていたというだけです。

香川県のうどんの日のように定着させたいという
意味も込められているのかも?

タコは足が8本あり
その8本でしっかり根を張ってほしいという願いが
込められています。
昔の人は
忙しかった田植え後
苗がしっかりと土に根付くことを
祈りながら食べていたのでしょう。

タコは必須アミノ酸であるタウリンが多く含まれていますので
疲労回復にはもってこいです。

そして
農家の労をねぎらうというで
実は半夏生に食べるのは
タコだけではないのです。

半夏生の時に食べるものは?

香川県では
やはりうどんのようです。

関西圏がタコですね。
たこ焼きの日になったりして~~。

京都では
「半夏生だんご」があります。
このお団子も田植えの労をねぎらい、
小麦粉生地の中にえんどう豆のあんこを入れて
饅頭にしました。
”おつかれやす。どうぞおあがりやす”と言って
各々の家庭でふるまわれていたそうです。
しっかり京都では商品になっています。
(エンドウ豆のあんこ?仙台のずんだ餅みたいな感じかしら?)

出雲地方では「笹巻」を食べる習慣があります。
熊笹の葉で米粉を巻いて蒸したお団子です。

鹿児島ではタコのようです。

長野県小川村では、芋汁を食べる

タコの次に有名なサバ
福井県の大野市近辺では
半夏生の日に
魚屋さんが店先で塩さばを丸焼きして販売します。
これも昔、
その領地の殿様が田植えで疲れきった農民に
栄養をつけるためサバを焼いてふるまったのが始まりです。

食べ物ではないのですが
三重県の熊野地方や志摩地方の沿岸部などでは
この時期の農作業を休む事を促すために
ハンゲという妖怪が徘徊すると言い伝えがあります。

七夕を含め
半夏生から五日間休みを取る地域もあります。

自分の住んでいる地域では
何を食べているんだろう?
どんな言い伝えがあるんだろう?
調べてみたくなりました。

(夏休みの自由研究材料にならないかな????^^)

冬至のカボチャなどは全国区ですが
半夏生(はんげしょう)は地方での特色がありそうですね。

まとめ

キャンドルサービスやバレンタインに始まり
なんだかいろんな事がブームになり
仕掛け人に踊らされてる感が~^^

ハロウィンや恵方巻きも
数年前まで
ここまで派手な行事になる事はなかったのに
すっかり定着!

この半夏生(はんげしょう)も
タコブームやサバブームを起こすのかしら?

日本の四季を楽しむきっかけになるのかな?

楽しい事が増えるからいいっか!

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