仮面ライダーガヴに登場するストマック家|まとめ

現在放送中の令和仮面ライダーシリーズ第6作「仮面ライダーガヴ」。

お菓子がモチーフというポップな見た目とは対照的に、初代仮面ライダーを彷彿とさせるハードでシリアスな物語が子供と大人のハートをがっちりつかむ話題作です。

そんな仮面ライダーガヴに登場するのがストマック家。

異世界グラニュート界の大手お菓子製造会社「ストマック社」を経営する一族で、麻薬のような高い依存性を持つ危険な闇菓子を流通させるなどして暗躍しています。

この記事では、本作における敵組織枠であるストマック社を束ねるグラニュートの一族、ストマック家に所属する(していた)人物をまとめたいと思います。

※この記事の情報は第6話時点までのものです。

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ランゴ・ストマック

ストマック家の長男にして、グラニュート界の大手お菓子会社ストマック社の現社長。

ストマック社社長として闇菓子を流通させ、グラニュート界のすべてを掌握することを目的としている。

人間態は厳格な雰囲気の男性で、怪人体はヤギあるいは角の生えた悪魔のような外見をしている。

名前の由来はエスペラント語で舌を意味する「Lango」から。

定期報告でも顔を合わせずお互いのエージェントを通じて行う、シータやジープからの報告を受けてもスパイス(=ヒトプレス化した人間)の質を上げろと叱責する、「それができないなら家族であっても切り捨てる」と忠告(脅迫?)するなど家族を会社を動かす歯車としてしか見ておらず、良くも悪くも家族愛は希薄なよう。

人間は闇菓子の材料としてしか見ておらず、それは人間とグラニュートのハーフであるショウマや彼の母みちるも例外ではなく、異母弟とはいえ家族とすら思っていない。

人間との禁断の恋に落ちた実父ブーシュのこともいかれた親父と呼び嫌っていた。

演じるのは塚本高史さん。 同じテレビ朝日のドラマ「刑事7人」でレギュラー出演していたことでもおなじみ。

グロッタ・ストマック

ストマック家の長女で、工場でのお菓子製造を担当している。

人間態は妖艶な女性で、怪人体はマスクをつけ長い帽子をかぶった風貌で、遠目から見るとイカのようにも見える。

兄ランゴと同じく目的のためなら手段を選ばない冷酷な性格。

ショウマの母親みちるをヒトプレス化して殺害した張本人でもあり、彼にとっては仇ともいえる人物である。

名前の由来はギリシャ語で舌を意味する「γλώσσα」から。

演じるのは千歳まちさん。

ニエルブ・ストマック

ストマック家の次男で、ストマック社の技術開発担当。

弟方の大叔父であるデンテの元弟子で、彼から闇菓子製造技術の全てを叩き込まれた。

その後度重なる人体実験によりヒトプレスの技術や人間に擬態するためのミミックキーなど、様々な技術を開発することでストマック社に貢献してきた。

名前の由来はハンガリー語で舌を意味する「nyelv」から。

人間態は茶色いコートを羽織り眼鏡をかけた男性で、怪人体はピラニアあるいはシャチを彷彿とさせる外見をしている。

表向きはストマック社の技術者として職務に励んでいるものの、兄ランゴから忠告されているにもかかわらず機密エリアで人間への擬態を怠ったり、バイトのグラニュートを使って絆斗の師匠塩谷壮士をヒトプレス化した挙句破壊する等独断行動も多い。

一部ではグラニュート研究家酸賀研造の正体、あるいは裏でつながっている説も囁かれているが果たして…?

シータ・ストマック

ストマック家の次女で、ジープとは双子の関係。

ジープと共に人間界に赴き、闇菓子の材料となる人間の仕入れを担当している。

名前の由来はそのまま日本語の舌から。

双子というだけあってジープとそっくり。 見分け方としては、人間態の髪の右側が白で男装している方がシータ。

女性でありながら一人称が「俺」(いわゆる俺っ娘)で、衣装も言動も男性寄り。 性別は男だが見た目や言動が女性っぽいジープとは対照的。

怪人体は、犬あるいは狼の獣人のような姿をしている。

バイトのグラニュートが次々と失踪していることがきっかけで赤ガヴ=ショウマが生きていることを探り当て、エージェントを差し向けシータと共に兄たちには内緒で始末しようとするが失敗。

その後長兄ランゴから叱責を受けたことで、シータ共々普段の仕入れ作業に戻った。 が、ショウマがかつてのようなか弱い弟ではなく、自分たちの仕事を脅かしかねない存在になったことに危機感を覚え、次男のニエルブに相談を持ち掛けた。

演じるのは川崎帆々花さん。 過去に暴太郎戦隊ドンブラザーズのドン10話にゲスト出演したことがある。

ジープ・ストマック

ストマック家の三男で、シータの双子の弟。

双子というだけあってそっくりで、人間態の髪の左側が白く女装しているのがジープ。 怪人体もシータの色違いのような外見をしている。

名前の由来はヒンディー語で舌を意味する「जीभ」から。

シータと共に人間界にて闇菓子の材料となる人間たちの仕入れを担当している。

演じるのは古賀瑠さん。

ブーシュ・ストマック

ストマック家の子どもたちの父親で、ストマック社の元社長。 故人。

声優は竹内良太さん。 ニチアサ&お菓子繋がりでキラキラプリキュアアラモードのディアブル役でおなじみ。

怪人体はランゴにそのまま白いひげを生やしたような外見。 人間態は現時点ではまだ披露していない。

名前の由来はフランス語で口を意味するboucheから。

彼の父が生み出した闇菓子の材料となる人間を集まるため訪れた人間界にて井上みちると出会い、グラニュート界にて1人息子のショウマを設けた。

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しかし人間との禁断の恋から生まれた子供ということで、ストマック家の屋敷にみちるともども匿っていた。

その後は、母子が幸せになったことでヒトプレスにされることを防ぐためあえて冷たく接していたり、ガヴの力が未発達のショウマを鍛えようとしたり、当時のストマック社のエンジニアで彼の叔父であるデンテに改造手術を依頼したりしていた。

これらはブーシュなりに妻と息子の未来を案じとった行動なのだが、当のショウマ本人からしてみれば思い出したくもない最悪の思い出そのもので、彼が亡くなった今でも嫌っている。

デンテ・ストマック

かつてストマック社に勤めていた技術者。

声優は多田野曜平さん。 技術者繋がりでカモノハシペリーのドゥーフェンシュマーツ博士(吹き替え)やONE PIECEのDr.ベガパンクの中の人でおなじみ。

ショウマ含む子どもたちから見ると父ブーシュの父の弟にあたる人物(いわゆる大叔父)。

ちなみに、闇菓子を生み出したのは子供たちの祖父(=デンテの兄)である。

怪人体は鯨とカエルを合わせて2で割ったような外見。 人間態は現時点で不明。

名前の由来はイタリア語で歯を意味する「dente」から。

闇菓子のスパイスとして人間を利用するシステムを開発した、ストマック社の中でも腕利きのエンジニアであり、ニエルブのかつての師匠でもある。

彼の甥であり当時の上司のブーシュからの依頼で人間とのハーフであるが故ガヴから眷属を生み出す力が未発達の幼少期のショウマに改造手術を施した。

しかしこれ自体前例のないことであるため彼の腕をもってしてもなかなかうまくいかず、それでも何度も手術を繰り返す。

そして試行錯誤を繰り返すうちに、実験体であるはずのショウマに対しても愛着がわき始める。

そんな中解決の糸口を探るべく人間界へ赴いたところ、人間界のお菓子に魅了され、そのまま洞窟の中に住み着き現在に至る。

その後、行き倒れたショウマを保護する形で彼と再会、能力が発現した赤ガヴを見て手術が成功したことを喜ぶ。

その後ショウマが自分の身の上に起こったことを語りデンテもそれを聞いていたが、ブーシュを擁護してしまったことでショウマの怒りを買ってしまい、そのまま喧嘩別れしてしまった。

しかしその後再び隠れ家に訪れたショウマから、人間のお菓子をあげる代わりに人間を助けるサポートをしてほしいという取引を持ち掛けられる。

それに対しデンテは自身もグラニュート、それもストマック家であることを持ち掛けるも、ショウマの赤ガヴの進化の可能性が残されている事実や純粋に人間たちを愛するショウマの強い志を知ったデンテはますます彼を気に入り、(お菓子目当てでもあるが)彼の協力者になることを決意した。

他のストマック家の人物と違いショウマを拒絶せず気さくに接するなど友好的だが、ショウマをためらいなくモルモットにし、そもそも闇菓子のスパイスに人間を利用するシステムを編み出したのはほかならぬデンテであるため、フレンドリーだが倫理観が欠けているという声も多い。

人間界のお菓子に興味津々だったり、本来の目的を忘れ自分の体形が変わってしまうほど落ちぶれても気にしない、ショウマの胸の内も知らずブーシュのことを口走るなど、良くも悪くも無邪気な子供っぽいグラニュートと言えるかもしれない。

ショウマ・ストマック

ストマック家の末っ子であり、本作の主人公。

父ブーシュ・ストマックと母井上みちるの間に生まれた人間とグラニュート族のハーフで、それゆえか他のグラニュート族が持っている腹部の第2の口「ガヴ」が未発達。

弟方の大叔父デンテが彼に施した改造手術により特殊なガヴ、通称「赤ガヴ」が発現、人間界のお菓子を食べることで赤ガヴから自身の眷属「ゴチゾウ」を生み出す能力を持つ。

また見かけによらず怪力の持ち主で頑丈。 トラックに撥ねられてもぴんぴんしているどころか運転手を気にかけたり、大量の荷物を一気に運んだりできる。

当然ながら人間界では素性を隠しており、本当のフルネームも明かさず母の姓を借りて「井上ショウマ」と名乗っている。

そしてこのゴチゾウを赤ガヴにセットすることで、仮面ライダーガヴへと変身する。

闇菓子の材料であるはずの人間とのハーフで、しかもグラニュート族が持つ第2の口「ガヴ」の能力も持たなかったため他の兄妹からはひどい仕打ちを受け、しかも父ブーシュからも(生い立ち上仕方なくとは言え)冷たくあしらわれ悲惨な幼少期を過ごしてきた。

そして唯一の心の拠り所であった母みちるも姉グロッタの手によってヒトプレスにされ殺されてしまう。

そしてエージェントたちから逃れる中、かつて母が過ごした人間界へとたどり着く。

人間界へやって来たばかりの頃は何の常識も知らず、新天地を求めて旅する中でお菓子の存在を知り、自分が眷属を生み出し仮面ライダーに変身する能力があることを知る。

様々な地を巡り、様々な人と出会ったショウマは、1人でも多くの人を幸せにしたいと思ったショウマは甘根幸果の経営するなんでも屋「はぴぱれ」で働くことを決意した。

フリーライターである辛木田絆人も、同じはぴぱれに集う仲間として行動を共にしているが、もう1人の仮面ライダー、ヴァレンの正体であることを知らない。 逆に絆斗自身も、ショウマの正体が仮面ライダーであることを知らない。

身寄りのない中多くの人と出会い、人間のお菓子と出会い、たとえ化け物と恐れられ嫌われても、時に己の正義に葛藤しても、大好きな母が愛した人間たちの幸せを守るため、今日もショウマは仮面ライダーとしてグラニュートたちとの戦いに身を投じていく。

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