昆虫・虫のいろんなトリビア・雑学まとめ!
昆虫・虫のいろんなトリビア・雑学まとめ!
皆さんはNHKEテレの「香川照之の昆虫すごいぜ」という番組をご存知でしょうか?
俳優の香川照之さん扮する「カマキリ先生」が、弱肉強食の世界を強く生きる昆虫たちの生態を紹介する教育番組です。
カマキリ先生のインパクト抜群のキャラクターもあって人気番組となっていますが、今回は昆虫香川さんにも負けないくらい衝撃の昆虫トリビアをいくつか紹介したいと思います!
カマキリのオスはメスに…?
地球上の生き物が子孫を残すために絶対に不可欠な交尾。
緑色のボディと鋭いかまがトレードマークのカマキリは、交尾の時にとんでもないことを行います。
カマキリのオスは、なんと交尾中にメスに頭を食べられてしまいます。 そうなれば交尾を維持でき、交尾が終われば無抵抗のオスはメスにバリバリと食われてしまうわけです。 自然界でも女が強いことは変わりないようです。
ミツバチの㊙スズメバチ撃退法
花の蜜を集めるミツバチの天敵の1つがスズメバチ。
他のハチと比較しても巨大なうえに強靭なあごでミツバチを噛み砕いてしまいます。
しかしミツバチも負けてはいません。 何十もの仲間たちとのチームワークでスズメバチをやっつけます。
その方法が多くのミツバチがスズメバチにまとわりつき、筋肉の動きや翅を振動させることで発生する熱で蒸し殺すというもの。
スズメバチは45度ほどで死んでしまいますが、ミツバチは50度まで耐えられるので、その温度差を利用した見事な戦法です。
青い赤とんぼがいる
今や童謡でもおなじみ秋の風物詩赤とんぼ。
しかしそんな赤とんぼの中でも、青いものがいることをご存知でしょうか?
その名も「ナニワトンボ」。 近畿や瀬戸内海沿岸部に生息しているトンボで、大阪で発見されたことからこの名が付きました。
なぜ青いのに赤とんぼなのかと申しますと、体つきや生態などが一部赤とんぼと同一であるからだそうです。
しかも地域限定で日陰を好む種なので結構レアなトンボ。 見かけたらラッキーかもしれません。
蝶と蛾の違いって?
見た目がそっくりな虫といえば蝶と蛾。 この2つの昆虫の違いって何だと思いますか?
結論から言うと、蝶と蛾の明確な分類は存在しません。 国によっては蝶も蛾も同一の生き物として扱うこともあります。
一般的な見分け方でよく聞かれるのが「蝶は昼行性で蛾は夜行性」、「蝶は触角が棒状、蛾は櫛形」「蝶は羽が派手で蛾は地味」、「蝶は羽をたたんで止まり、蛾は羽を広げて止まる」、「蝶は胴体が細く、蛾は太い」、「蛾は毒を持つが、蝶は持たない」というものがありますが、いずれも例外が存在するためすべての種で当てはまるわけではありません。
最も人を殺した虫
最後に皆さんにこんな質問を。
これまで最も多くの人間を殺した虫って何だと思いますか? 日本でもそろそろこいつの季節になります。
正解は蚊。 蚊といえばぷ~んという耳障りな羽音や血を吸われるとかゆくなる厄介な昆虫ですが、ただそれだけではすみません。
実は蚊は、吸血すると同時にフィラリア、黄熱病、デング熱、日本脳炎などの病原菌を媒介することがあり、刺されることで感染してしまうことがあります。 実際に2014年に、デング熱を媒介したヒトスジシマカが日本に現れたことで騒ぎとなりました。
しかも地球温暖化の影響でその被害は拡大する一方です。