山口県防府市の「笑い講」って?世界選手権もある?笑う門には福来る!
笑う門には福が来る!今回紹介するのは、「お笑い講世界選手権」笑いの戦いです^^とても楽しく微笑ましい行事。シンプルに笑うことだけを競う大変珍しい大会です。
山口県防府市にある一般社団法人「防府市観光協会」の「世界お笑い協会」主催の大会で、毎年12月の第3土曜日に開催されますので今年は2016年12月17日(土)です。
もとになった伝統行事「笑い講」
このお笑い講世界選手権を語るにあたり、防府市に伝わる伝統行事「笑い講」は絶対に外せません。笑い講は毎年12月の第1土曜日に行われる、全国でも珍しい「笑い」に重点を置いた神事。小俣八幡宮の社伝によると鎌倉時代を起源とする農業祭であると伝えられている。
大まかな内容は、上座と下座にそれぞれ座った2人の講員が大声で3回笑うというもので、1回目は今年の方策を喜び、2回目は来年の豊作を祈願し、そして3回目は今年苦しかったことや悲しかったことを忘れるために笑います。
このとき笑い声が小さかったり、まじめに笑わなかったりすると長老からやり直しを食らいます。21戸の講員で代々継いでおりその栄えあるお役目を全うするのである。
この笑い講の魅力を多くの人に広めるため、平成21年「お笑い講世界選手権」のプレ大会が開催されました。
「お笑い講世界選手権」は毎年12月の恒例イベントとなり、第3回大会が行われた平成24年には防府万歳三笑「お笑い三笑」と防府版健康体操「お笑い体操」も生まれました。
そして防府を笑いの聖地として広めるために平成24年11月に「世界お笑い協会」が設立されました。笑いで街を成長させるその功績が認められ、「笑い講」と「笑い講を広める運動」が日本ユネスコのプロジェクト未来遺産に認定されまた。
お笑い講世界選手権とは?
お笑い講から生まれた!
笑いで今年を祝うユニークな神事「笑い講」から生まれたのがこの「お笑い講世界選手権」です。
笑い、と言っても一発芸のように真似などで披露する場ではなく、本家(?)笑い講と同じように笑い声で優劣を決める大会です。世界選手権と言われるだけあって日本全国のみならず世界中から選手が集まっています。
では、その「お笑い講世界選手権」のルールはどんなものかというと、3人でチームを組み、笑い講と同じく1人ずつ異なる願いをこめて(1回目は感謝、2回目は祈り、3回目は再出発)笑います。そして最後は全員による総笑いで競います。
笑い方には決まりがあり、座布団の上に座った状態で大会専用の団扇を揺らしながら、タイミングよく「わははははははは!!」と笑います。審査員は対戦が成立した場合にはたらいを数回たたき、やり直しを命じる場合はたらいを1回たたきます。
笑い声が小さかったり、オーバーリアクションなど笑いが不自然だった場合はやり直しとなります。 これも笑い講と大体同じですね。
開催場所と日程
毎年12月の第3土曜日に行われるので、今年の世界選手権は明日開催されます。 今年は一体どんな笑いの達人が登場するのでしょうか?
開催場所・会場 ルルサス防府2F多目的ホール
開催日・期間 12/17(土)
開催時間 13:00
電話 0835-25-2148 一般社団法人 防府市観光協会
さいごに
ただ笑うだけって思うかもしれませんが、毎年このニュースが流れると思わず笑みがこぼれます。大の大人が馬鹿笑いというか本気で笑ってるんです。最初は「何やってんだろう~」と少々冷ややかな見方なのですが、続けてみてると自分も笑いがこらえきれなく「ぷっ」って吹き出してしまいます。
笑いは伝染するんですね。昔、子供のころ遊んでた笑い袋みたいなもんです。人が笑ってると可笑しくなるんですよ。思わず笑ってしまいます。だから本当に笑いが世界平和になるんでは?って思います。笑顔は万国共通。心が温まるイベントです。
和顔愛語・・・優しく微笑んで思いやりのある言葉。笑顔が基本ですね!!