ノロウイルスとは?気になる症状と予防。正しい消毒法はこれ!
寒く乾燥してくるとウイルスが活発になってきますね!
ノロウィルスが猛威をふるっています。
ノロウィルスの症状や予防法を知っておくことが大切です。
ノロウイルスの特徴
皆さんご存知のように、ノロウイルスは感染することで食中毒を引き起こすウイルスで、
ウイルス性の食中毒なので、1年中感染します。
特に冬の感染が圧倒的に多く、流行のピークを迎えます。
一昔前は食中毒と言えばO-157を思い浮かべましたが、
食中毒ウイルスとは決定的に違う特徴があります。
それは人の体内で増殖する点。
逆に言えばO-157のように食物内で増殖することはありません。
(ただし感染経路の1つにはなり得ますので油断せぬよう)
感染経路は経口感染と接触感染が主で、
食品取扱者がふれた食品を口に入れたときや、
ノロウイルス感染症患者の糞便や嘔吐物に触れたり空気中に飛び立ったウイルスを吸い込んだときに
2次感染することがあります。
さらに、ノロウイルスは見かけによらず(?)タフでしぶとく、
アルコールにも耐性があり、乾燥や酸にも強く、水中でも長時間生きていることも可能。
今年は新型ウイルスが発見されたというニュースも流れているため、
一度かかったことがある方でも油断できません。
ノロウイルスの症状
ノロウイルスはわずか10~100個のウイルスで感染するほど感染力が強いうえに、
潜伏期間が非常に短く、およそ1~2日で症状が現れます。
ノロウイルスの主な症状として、発熱、嘔吐、チクチクと刺すような腹痛が挙げられます。
その他にも吐き気、下痢、嘔吐などに伴う脱水症状と言った症状が起こります。
もう1つ、ノロウイルスの症状の特徴として、
「強い症状が短期間にわたって続く」というものがあります。
安静にして、水分補給をこまめに行っておけば
免疫の強い大人なら2~3日程度で徐々に回復していきますが、
お子さんや高齢者のような抵抗力の弱い方だと重症化したり、
症状が長引いたりする危険性も高いので注意が必要です。
また、症状が引いても体内にウイルスが残っている可能性があるため、
回復後も消毒や除菌を忘れず行いましょう。
ノロウイルスの予防法・注意事項
ノロウイルスの感染を予防する方法は手洗いと消毒。
1.手洗いの徹底
「外から帰ったら手洗いうがい」はノロウイルスに限らず
感染症を予防するうえで最も簡単かつ重要な方法の1つ。
石鹸をつけてごしごし洗うのは基本ですが、
ノロウイルスはかなり小さく、
爪の隙間や手のしわの中にも簡単に入り込むことができるため、
手洗いは入念に行う必要があります。
特におろそかになりがちなのが指先、指と指の間、爪の中なので
これらの部位は特に丁寧に洗うことを心がけましょう。
それともう1つ、タオルは共有せず使い捨てできるペーパータオルなどをできるだけ使いましょう。
2.消毒や除菌
調理器具やトイレ、よく触れるドアノブや手すりなどは十分に消毒をしておきましょう。
アルコールはノロウイルスにあまり効果が無いため、
調理器具や食器には次亜塩素酸系の消毒液を使用する。
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あるいは煮沸消毒を行うようにしてください。
嘔吐物などの汚物処理で常備したい便利グッズ
マスクやビニールや手袋など、
汚物処理の際身につけるものは必ず使い捨てのものを使用してください。
常備しておくと安心です。
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処理作業中は必ず換気をし、ペーパータオルなどで汚物をふき取ったら(この時、ウイルスが飛び散らないようにゆっくり拭くのがポイント)、次亜塩素酸ナトリウムなどの消毒液を吹きかけてください。
おう吐物をすぐに固めてしまうものがとても安心。
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使用したものはすべて、ごみ袋に入れ、密閉してすみやかに捨てましょう。
処理後の入念な手洗いもお忘れなく。
感染者の衣服や寝具は他のものと一緒に洗濯せず、
水で薄めた塩素系漂白剤に付け置き洗いしてから洗濯機に入れるようにしましょう。
食品取扱者は食品は十分に加熱し(二枚貝の場合は中心部が85~90度の状態で90秒以上加熱するのが望ましい)、
食器や調理器具の消毒や使い捨ての手袋やペーパータオルを使用するなど
衛生管理をしっかり行いましょう。
ノロウイルスに対する抗ウイルス剤はまだ開発されていないため、
万が一症状が出てしまった場合は、対症療法が望ましいでしょう。
嘔吐や下痢などで脱水症状が起こりやすいため
イオン飲料水や経口補水などでこまめに水分補給を行い、
症状がひどい場合は病院で輸液を受けるようにしましょう。
適切な栄養補給と安静はもちろんのこと、
家族など患者と同居している方はマスクを着用したりタオルや食器を共有しないようにし、
消毒・除菌を怠らないようにしましょう。
まとめ
2015年ももうすぐ終わりますが、
今年はこれから寒さが厳しくなるような印象を受けました。
ノロウイルスに限らず感染症、
それからRSウイルス感染症のピークはまだまだ続きますので
予防は十分に行っておきましょう!