RSウイルス感染症とは? 気になる症状と治療。まずは予防!

発熱男の子

毎年冬になると流行するRSウイルスが今年も猛威を振るっています。

感染者数が過去最高というニュースを聞いたことがある人も多いかもしれません。
しかし、実際どんなウイルスか理解している人は多くないようです。

今回は、RSウイルス感染症の症状と治療方法、さらに予防方法についてご紹介します。

これから寒さが一段と増し、感染するリスクも高まります。
正しい予防法と治療手段を身につけて、健康な身体で冬を過ごしましょう。

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■RSウイルスとは?

RSウイルスのRSは、Respiratory Syncytialの略で、呼吸器の合胞体という意味になります。
呼吸器に感染するウイルス(特に鼻から感染することが多い)のウイルスとなります。

・感染の特徴

冬場の特に12月に流行し、乳児の半数以上が感染。2歳までにはほとんどの乳児が感染します。
感染力が強い上に1度かかってもなかなか抗体ができず、
何度か繰り返し感染することで免疫ができていき、それにつれて症状も軽くなっていきます。

・感染の経路

飛沫感染、あるいは手の指を通じての接触感染で、潜伏期間はおよそ2~8日くらいです。

大人が感染した場合、くしゃみやせき、あるいは手すりやおもちゃなどの接触で
子どもにも感染してしまう可能性もあるため、注意が必要です。

■RSウイルス感染症の症状

RSウイルス感染症の主な症状として挙げられるのは以下の通りです。

鼻水
鼻づまり
せき
発熱

症状が軽い間は上記のように風邪と似たような症状ですが、重症化する場合があります。

場合によっては入院しなければならず、死亡する危険性もある実は恐ろしい病気です。
以下の症状が見られる時は早めに医療機関を受信しましょう。

38度以上の熱がある
呼吸が浅く、呼吸数が1分間に60回近くになる
ゼイゼイするせきが続く
たんが詰まる
発症後、数時間で急激にぐったりする

以上の項目に1つでも当てはまったら、早めに医療機関を受診しましょう。

出典元:http://rsvinfo.net/about/check.html

・乳児のRSウイルスの感染は注意

RSウイルスによる感染症の場合、気をつけたいのが乳児などの小さな子供。

大人や免疫のできた子供の場合はせきや発熱などといった、風邪のような軽い症状が出ます。
免疫の無い乳幼児や、肺に病気を持っている人は特に細気管(肺の外側に近い部分にある気道のこと)支炎を患い
突然重症化する危険性が高いです。

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■RSウイルスの予防方法

先ほども述べたように、RSウイルスは飛沫感染・接触感染の2つの経路で感染します。

このウイルスの恐ろしい所は、
感染した大人が「ただの風邪だから大したことないだろう」と放置し、
二次感染が起こりうることです。

そのため、うっかり子供にうつしてしまい重症化・・・なんてことも。
そのため、少しでも疑わしい場合は感染を防ぐためにも乳児に近寄らない方がいいでしょう。

子どもや赤ちゃんがよく触れたり口にするおもちゃやおしゃぶり等は、
アルコール消毒したりタオルや食器などを共用せず個人専用のものを用意するなどして予防しましょう。

マスクで事前の予防することにも大切ですね。
保育園など人がたくさん集まる場所へ行くのも避けた方がいいでしょう。

■RSウイルスの治療方法は?

残念ながら日本では、RSウイルスに効果のあるワクチンや特効薬は開発されておりません。

万が一発症した場合は通常の風邪と同様に安静にし、
睡眠を十分にとり、水分・栄養補給や保温を十分に行いましょう。

もし水も飲めないほどの脱水症状や呼吸困難などがおこる場合には入院が必要となります。

・予防と二次感染を防ぐことが大切

小さなお子さんをお持ちの親御さんは、
風邪の初期症状が見られてもRSウイルスを疑ってマスクをするなど、
二次感染を広めないように意識を向けましょう。

万が一家族が感染してしまった場合は、
細めに殺菌や消毒をし乳児に感染させにないよう注意を払うとよいですね。

RSウイルス感染症はこれからピーク(12月)を迎えます。
予防法や知識を理解し、万全の体制を整えましょう。

まとめ

風邪かな?と勘違いしてしまうことが多いRSウイルス感染症。
抵抗力の無い小さなお子様や高齢者の方は
十分な予防を心がけて下さいね。

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