うさぎの楽園大久野島の魅力!アクセスや宿泊は?エサや抱っこの注意点は?
ゴールデンウィークや夏休み!シルバーウィークの長期休暇も観光客増加?
シルバーウィークも終わり、またいつもの日常が戻ってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
今回の連休はあまりいいところに行けなかったので、
次の連休こそは楽しい場所に行きたいとすでに計画している方も多いのでは?
そんな中、今家族連れや海外からの観光客でひそかに人気になっている島があります。
≪目次≫
うさぎの楽園大久野島の魅力!
それは瀬戸内海に浮かぶ島「大久野島(おおくのじま)」
広島県と愛媛県の間に位置する芸予諸島の1つで、野生のウサギが多く生息していることから「ウサギ島」と呼ばれています。
たくさんの可愛いウサギに会えるということで近年話題になっていて、
親子連れや外国人観光客を中心にたくさんの人が訪れています。
なぜこんなにたくさんのウサギがいるのか?
大久野島は別名「毒ガス島」として知られ、日露戦争前や第2次大戦中には大量の化学兵器製造のための製造施設があったといわれています。一時期はその存在を隠すため日本地図への記載もありませんでした。
終戦後、毒ガスといった化学物質の処分が行われ、製造所は閉鎖になりましたが、土壌汚染や建物崩壊の危険性があるため、施設のほとんどは現在も立ち入り禁止になっています。
フェリーに乗船中に建物をみることができます。
そして時は流れて、1971年。
島外のとある小学校が放したの8羽のウサギが、野生化したのがすべての始まりでした。
毒ガス製造の影響で天敵がほとんどいなかったせいか次々とその数を増やし、
2013年時点ではなんと700匹にまで増加しました。
現在の大久野島は、たくさんのうさぎが跳ねまわりますが、暗い戦争の歴史を残す島となっています。
ウサギ島を楽しむコツ
大久野島のウサギたちはとても人懐っこく、観光客たちにも怖がることなく寄ってきます。
だれでもうさぎまみれになることができますが、そのためにはちょっとしたコツが要ります。
餌を持ってくる
確かにウサギたちはどんな人でも寄ってきますが、それは餌を持ってきていたらの話。
餌を持っていない人には見向きはしません。
ではどのような餌を持っていけばいいかというと、うさぎの好きなニンジン、キャベツなどの野菜を持っていきましょう。
ペットショップなどで売っているラビットフードもおすすめです。(ただ、ウサギ島のウサギにあげるためだけに買うのも何だかもったいない気がしますが…。)
※チョコレートやキャンディなどのお菓子やパンは間違ってもあげないように!
涼しい時期の平日に行く
毛むくじゃらのウサギたちは、暑さが苦手。
なので夏や日中などは木陰などで休んでいる場合が多いです。
逆に秋や春、それから夜中や明け方などの比較的涼しい時間帯はそこらじゅうをはね回っています。
また休日は、当然ながら観光客も多く、餌もたくさんもらっておなかいっぱいで、ウサギがこちらに来てくれない可能性が高くなるので、避けた方がいいかもしれません。
うさぎの楽園大久野島のアクセスや宿泊は?
立地上、本土から離れた島なのでアクセスがとても不便です。
広島県の忠海(ただのうみ)港からフェリーで10分のところにある島です。
【忠海港までのアクセス】
◆最寄駅は広島の呉線 忠海駅
関東関西方面からは新幹線三原駅下車 呉線に乗り換え3駅目
博多方面からは広島駅下車 呉線乗り換えか
直通の高速バス(かぐや姫号:所要時間100分)も出ています。
◆お車でお越しの場合
・関西方面から
山陽自動車道本郷ICより県道82号線、県道33号線、県道59号線経由で忠海港までは約25分。約16km。
・博多、広島方面から
山陽自動車道河内ICより国道432号線を経て国道185号線、忠海港へ約40分。約23.6㎞
お車でお越しのお客様は忠海(ただのうみ)港の公共無料駐車場が利用出来ます。
・大三島(愛媛県)、西瀬戸自動車道(しまなみ海道)からお越しの際には、盛(さかり)港の駐車場をご利用できます。
休暇村(ホテル)を利用する
大久野島はかわいいウサギがいるし、海もきれいだしいいとこづくしなのですが、アクセスが不便なのが問題点。
時刻表を見ていただければわかるのですが、唯一島へ渡る手段であるフェリーが、
1時間ごとに出航する上に最終便が5時台(11月~1月は4時台)なので、
日帰りで大久野島をじっくり楽しみたい場合はかなり早い時間に忠海港に行く必要があります。
しかし、大久野島の唯一の宿泊施設である「休暇村」を利用すれば、朝から晩まで大久野島の雄大な自然とモフモフのウサギたちを楽しむことができます。
◆瀬戸内海に浮かぶ周囲4キロ程の小島。忠海港から客船又はフェリーで約10分。クルージング気分が味わえます
夜にはウサギたちの意外な(?)一面が見れるらしいので是非!
うさぎのエサや抱っこの注意点は?
エサは上記に書いたようにキャンディやガムは絶対にやめましょう。
うさぎと触れ合う際の注意点
最後に、大久野島のウサギたちと戯れる際の注意点をいくつか。
抱っこは禁止!
うさぎは弱い生き物です。
抱っこされたり追い掛け回されたりすると骨折したり恐怖でストレスが溜まってしまいます。
私もウサギ大好きなので、モフモフでかわいいウサギを触りたい気持ちは分かりますが、そこはぐっとこらえて、見るだけにしましょう。
島にペットを捨ててはいけません!
ウサギ愛好家の中には、当然ウサギを買っている方もいらっしゃると思います。
で、島のみんなと仲良くしてほしいと島に放す方もいるみたいですが、これも絶対にダメです!!!
ウサギは非常にナワバリ意識の強い動物で、他の縄張りのウサギが入ってこようとすると全力で追い払おうとします。
そのため、どの縄張りにも属さないウサギは、どのウサギからもいじめられてしまいます。
こうして1人(?)ぼっちになったウサギは、果たして厳しい自然の中で生き延びることができるでしょうか?
このような悲劇を生み出さないためにも、ウサギに限らずペットを島に捨てるのはやめましょう!!
ルールやマナーを守って、ウサギの楽園「大久野島」を楽しんでください。
近くには橋の連なるしまなみ海道があります。
サイクリングロードも完備していますので風になって
自転車で走ってみて下さい。
★映画の街・尾道やしまなみ海道を散策(たびノート)★
まとめ
過去に地図にさえ載らず消された島が
しあわせな人たちが集う【うさぎの楽園】になった。
思う存分うさぎと戯れて欲しい。
抱っこできないのが本当に残念ですが・・・・^^。