サッカー天皇杯PKやり直しで炎上 原因はフェイント?
サッカー天皇杯PKやり直しで炎上 原因はフェイント?
今巷でサッカー業界を騒がせている天皇杯PKやり直し問題。
6月6日に開催された天皇杯2回戦の名古屋グランパス対奈良クラブの一体何が問題なのか、どうしてこれほどにまで問題が大きくなったのか、そしてやり直しになった理由とは何なのか?
やり直しの理由は「フェイント」
大まかに言うと、PKでシュートを撃つ側のフェイントがすべての発端。
奈良クラブの4人目のキッカーだった金久保選手が、ボールを蹴る前にフェイントのような動きを入れたことで、清水修平主審は蹴り直しを指示しましたが、これが問題となっています。
規定ではフェイントをした場合は、該当する選手に警告し、そのシュートは失敗扱いになります。 そして1-1(PK4-2)で名古屋グランパスが勝利、3回戦に進出するはずだった。
しかしここで清水主審は警告では「蹴り直し」という判断を下してしまったのです。
さらに、本来のジャッジであれば名古屋グランパスが勝利になるはずが、この蹴り直しにより奈良クラブが勝利してしまったのが問題となっているわけです。
この問題が発覚したのは試合の翌日の7日。 審判員の資格を持つ一般の方から日本サッカー協会へ「ルールの確認をしたい」という問い合わせがきっかけで結果をどうするか協議が行われました。
「奈良クラブの勝利」、「名古屋グランパスの勝利に変更」、「PKをもう1度やり直す」の3つの選択肢があって、天皇杯実施委員会13名で多数決を行った結果、「PKをもう1度やり直す」ことになりました。
やり直しするべき?
さて、というわけでPKをもう1度やり直すという前代未聞の事態になったわけですが、これ本当に選手は望んでいることなのでしょうか?
そりゃもちろん、審判のジャッジに不服ならばやり直すべきかもしれませんが、私は「わざわざやり直す必要ないんじゃないかな?」とも思います。
私の主観ですが、わざわざやり直してまで名古屋グランパスが勝利しても、素直に喜べないと思う選手やサポーターも少なからずいるんじゃないかなと思います。
実際両チームも抗議やら何らかの動きを見せないし、名古屋側のサポーターも冷めているようなので、正直どうでもいいと思っているのかもしれませんね。(あくまで私の見解ですが)
よりによってW杯開幕直前で起こったまさかの不祥事。 日本サッカー業界がこれからどうなっていくのか、正直不安でいっぱいです。