でかけよう歴史の旅!一生の思い出旅行「関ヶ原」行き方&観光ガイド
時は西暦1600年!美濃の国・関ヶ原で繰り広げられた天下の分け目と呼ばれる日本の歴史上最大級の合戦、関ヶ原の戦い。
この場所は、社会といえば地理よりも歴史の方が好きな人には、と~っても魅力的なスポットではないでしょうか。
家族旅行は「歴史に縁のある史跡巡り」を選んでいるというご家族に、関ヶ原の戦いの舞台となった美濃の国へと机上(スマホ)旅行でお伝えします。
腹が減っては戦はできぬ!美味しい駅弁・・・考えただけでおなかがグー。
≪目次≫
おさらい「関ヶ原の戦い」を解説!事前に知っておくと楽しさ倍増
では、関ヶ原の戦いを簡単におさらいしてみましょう。
豊臣秀吉によって天下統一されていた日本。
秀吉の死後、徳川家康を筆頭とする「豊臣五大老」と、石田三成を筆頭とする「豊臣五奉行」が日本を取り仕切っていました。
戦国時代の終わり慶長5年、それぞれの筆頭者であるふたりが日本のリーダーを決める天下分け目の合戦を起こします。
徳川家康を総大将とする「東軍」。そして、石田三成を中心とする「西軍」。
徳川家康らの東軍は総勢7万4千人、石田三成らの西軍は総勢8万4千人という兵力で開始。
小高い山に陣取った西軍。地形や兵の数では、はじめは有利でした。
途中までは西軍が優勢であったのにもかかわらず、なぜ負けてしまったのかというと・・・
石田三成率いる、西軍の仲間である小早川秀秋に寝返り(裏切り)をされたのです。
それを予測していたのが石田三成の盟友、大谷吉継です。
だが、小早川秀秋に対抗できるよう準備をしていた味方にまで寝返りをされ、大谷吉継も集中攻撃を受けてしまいました。
これで有利だった西軍が攻め込まれ形勢は逆転し、東軍の勝利となりました。
さまざまな出来事が絡む中、1600年9月15日の昼、午前7時から濃霧の中開始された関ヶ原の戦いは、約6時間ほどで決着がつきました。
これで豊臣家は大幅に縮小され、徳川家康の力がさらに強くなっていきます。
参考:PHP絵でわかる戦国の合戦
子供の時から気配り上手 石田三成
豊臣秀吉との最初の出会い・・・鷹狩りに出かけた秀吉が、一軒のお寺にお茶をいただくため立ち寄りました。
そこで応対したのが、まだ10歳くらいの三成でした。
三成は、のどが渇いている秀吉に、一杯目はごくごくと飲み干せるようぬるめのお茶を。
二杯目はすこーし熱めに。
そして三杯目はゆっくりと味わって飲めるよう熱めのお茶を差し出しました。この心配りを秀吉はたいそう喜び、三成を家来としたのです。後に三成は、秀吉の忠実な家来となります。
有名なエピソードですが、現代の今でもその細やかな気配りは新鮮に感じます・・・。
不破郡関ケ原町は何県にある?どことの県境?場所や行き方アクセス方法
岐阜県不破郡関ケ原町。美濃は、岐阜県南部に位置します。JR関ケ原駅は、岐阜県で最も西寄りの駅。
お隣の県、滋賀県との県境近くになります。
では、東京駅からJR東海道新幹線に乗って関ケ原駅までの行き方をお伝えします。
新幹線は、名古屋駅で下車。そこからは在来線。
JR東海道本線快速 大垣行に乗車。
約31分後 JR大垣駅に到着。
JR東海道本線普通 米原行に乗車。
約13分後 JR関ケ原駅に到着。
(これは一例なので、この他の行き方もあります。)
東京から約3時間。パッと着いてしまう距離より、このくらい時間をかけての旅の方がいかにも開放感や非日常的な感覚を得られておすすめです。
普段、ご家族と3時間も話し合う機会はあまりないかと思いますのでお子さんと思い切りべったりしちゃってくださいね。
関ケ原町での観光ガイド!心は西暦1600年にタイムスリップ!
信長は、「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」
秀吉は、「鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス」
そして家康は、「鳴かぬなら鳴くまでまとうホトトギス」このように性格を表されてきました。温厚で我慢強い性格の家康。好きな歴史上の人物という人も多いですね。
関ケ原町での観光スポットをひとつピックアップしてみました。
関ヶ原ウォーランド
住所 岐阜県不破郡関ケ原町池寺1701-6
電話 0584-43-0302
世界三大古戦場!!戦国マニアは要チェック!関ケ原の戦いの場を再現したテーマパーク。甲冑姿(有料)で敷地内を散策できるんです。資料館もあって、さらに歴史に詳しくなりそう。
行き方
JR米原駅から車で約25分
JR関ケ原駅から車で約5分 もしくは徒歩で約25分
(2キロ以上あるからタクシーがいいかも)
営業時間
4月~11月 10:00~16:00
12月~3月 10:00~15:00
定休日
12月31日
料金(個人)
大人500円 小人300円 小学生未満は無料です。
甲冑レンタル(60分)
10歳から大人料金の2000円
5歳から9歳は、1000円 こちらは軽量型
(その他、幼児さんに兜のみもあります)
※ただし甲冑レンタルは、雨天は基本中止なのでご注意を!
観光といえば駅弁
観光といえば楽しみのひとつに駅弁があります。
東京方面からお越しの場合、新幹線を下車する駅・名古屋駅で駅弁を買う際、おすすめのお弁当をご紹介します。
名古屋トップスリー 880円
株式会社松浦商店 052-452-4506
開府400年を記念して、信長、秀吉、家康のイラストがユーモラスに描かれたパッケージ。中身はエビフライやチキンライス。お子さんも笑顔で食べてくれそう!
※平成29年9月の情報
夕方には売り切れる可能性があるため、買うならお昼がおすすめ!名古屋駅にある販売店の中でも、中央コンコースにあるグランドKIOSKなら比較的個数多めに販売されています!!
まとめ
関ヶ原の戦いを簡単に紹介しました。
お子さんは、今はまだ学校で歴史を習っていないかもしれませんが、やがて中学高校と、必ずついてくる科目です。
関ヶ原の史跡めぐりの旅は、難しく考えてしまいがちな戦国時代を理解しやすいものにしてくれるはずです。
そして、趣きのある一生忘れられない旅になるかもしれません。もし家族旅行で行き先がいくつか候補があがっているのなら、ぜひとも岐阜県の関ケ原町もそこにプラスしてみてくださいね。