父の日制作で似顔絵を描くんだけど母子家庭の子供はどうすれば?

父の日 母子家庭

父の日っていつ?ってひともいるよね。
日本では六月の第3日曜日!
(ちなみに台湾は8月8日「パパ」(表記は爸爸)と
「八八」の中国語の発音が同じであることに由来)
国によって日にちは違うんです。。。。知らなかったです^^
いまや
母の日は花ももカーネーションで有名だしね。

頑張ってい働いてるわりに
マスコミや家庭、世間から
軽く扱われてしまう父親って悲しい生き物なのでしょうか?

でも絶対父親に感謝して欲しいって思うから
父の日は大事にしたい。

私は幼稚園で働いてるんだけど
この行事がなくなりそう。

母の日はあるのになぁ~。
母子家庭が多いからなんだけどね。

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父の日っていつから始まったの?

父の日と母の日のふたつの記念日
歴史が古いのはもちろん母の日です。
そして母の日には諸説あります。

イングランド地方で、
奉公に出された子どもたちが
一年に一度だけは母親に逢う事が出来る。
その時教会で再会していたため、
復活祭前の祝日としてお祝いされていたのが
母の日の起源と言われています。

でも、
その起源は世界中でさまざまなドラマやバリエーションが豊富。
だから母の日の日付も一年を通してを国によってバラバラです。

花を贈る由来はアメリカの影響という説。

「母の日にカーネーションを贈る」という習慣ですよね。 
南北戦争のさなか、敵味方を問わず
負傷兵の看護にあたったフィラデルフィア在住の
アン・ジャービスという女性がいた。

その女性が亡くなった後に
娘のアンナが亡き母の命日(1907年5月12日)に
教会で母親を誇りに思い敬う会を主催。
その時参列者に母の愛した白いカーネーションを配ったのが、
現在日本で広まっている母の日の始まりだということです。

そのため
カーネーションの色の意味が
「存命する母がいる場合は赤色、亡くなっている場合は白色」となりました。

また、カーネーションには悲しい伝説があります
「十字架に架けられるキリストを見送った
聖母マリアがこぼした涙が落ちて地面に咲いた花」

古くから母性愛の象徴とされ、
慈愛に満ちたマリア様にもつながることから
「母の日にカーネーションを贈る」習慣が根付きました。

そう
そんな母の日があるのなら
父の日も!というエピソードがあります。

父の日の由来もなぜかアメリカ!
奇遇にも南北戦争が関係しています。

1909年にアメリカ・ワシントン州スポケーンのソノラ・スマート・ドッド
(Sonora Smart Dodd)という女性が「父の日制定」の声をあげました。
白薔薇

自分の父親が
男手1つで自分を育ててくれたことを讃えて、
教会の牧師にお願いしてをして
父の誕生月である6月に礼拝をしていただいたことが
発祥と言われています。

彼女が幼い頃に南北戦争が勃発。
父のウィリアムが兵に取られ、
彼女の母親はソノラを含む子供6人を
女手一つ
無我夢中で育てます。

過労が重なり母親はいのちを落とします。
夫でありソノラの父親であるウィリアムが
戦争から戻って間もなくのできごとでした。

以来ソノラは男手1つで大事に育てられたが、
そのウィリアムも子供達全員の成人した姿を
見届けるかのように息を引き取った。

最初の父の日の祝典は、ソノらが提案した
その翌年の1910年6月19日にスポケーンで行われた。
そのころはすでに母の日が人々の間では浸透していた。

男手ひとつで子供6人を
育ててくれた父親に敬意を表し
父の日もあるべきだと考えた。
「母の日のように父に感謝する日を」と牧師協会へお願いしたことから
始まったと言われる。

1916年には
アメリカ合衆国第28代大統領ウッドロー・ウィルソンが
スポケーンを訪れて父の日の演説を行なった。
そうして母の日より一足遅れて
父の日が認知されるようになったのである。

父の日のプレゼントで似顔絵は定番?

年齢にもよるけどこの似顔絵って
親はとてもグッとくるもんなんだよね。

先月も母の日に
お母さんの絵を描かせて
持ち帰るまでの数日間
ずっと教室にに貼っておいたんです。

すると子供達が絵を見ながら
「お母さんにプレゼントするんだよ」と
自慢しあってる姿は
本当に大好き感があふれ誇らしげでした。

「誰かにあげるために誰かに喜んでもらうものを
自分の手でつくる」というのは
優しく感謝の気持ちを育てる経験になりますよね。

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だから私は父の日を
取り上げてしまうような事はしたくないと思います。

この似顔絵を書かせることにも
園内には賛否両論あるんですよね。

確かに母子家庭が多くなり
父親参観日や父の日を失くす方向にはなっています。

ただ父親がいるご家庭が大半です。

子供が一生懸命に描く似顔絵は
世界一の宝物だと思うんですよね。

ずっとずっと家の壁に貼っていたいですもの。

父の日はなくして欲しいと思ってる母子家庭?!

最近本当に母子家庭が増えてきました。
もちろん父子家庭もです。

父の日や父親参観を排除する動きも多く見受けられます。

確かに片親のお子さんにとっては
とてもつらいイベントかもしれませんね。
ですが、これも必要なことのように思うんです。

普通の家庭にはお父さんとお母さんがいる。
でも普通ってなんですか?
それぞれ事情や状況が違います。
極端な話 お父さんがいても暴力をふるわれてる場合もあるし
母親がいても育児放棄の場合があります。

片親でも立派に子育てされてる方もいらっしゃいます。
ご都合で離婚された方もいれば
ご病気でパートナーを亡くされて
母子家庭、父子家庭の方もいらっしゃいます。

自分の家の状況は本当にさまざま。十人十色
お母さん(もしくはお父さん)しかいない
そしていろんな家庭があるんだと
子供ながらにでも
理解できるきっかけになると思います。

また、「”おじいちゃんや、おばあちゃん、おばちゃんやお兄ちゃんなど
身近にいる大好きな人”の似顔絵を描こうね。」というのも、
自分にはお母さんがいなくてもおじいちゃんがいる、
おばあちゃんがいると感じることができます。

ありがとう

何かの保育書に書いてありました。
自分の事を世の中で一人でいいから大事に思ってくれる人がいれば
生きていけると。

愛情を注がれるご両親が揃っている事が
いい事はわかっていますが
さまざまなご家庭があります。

その事を思いやれたり
子供なりに感じていく機会にもなるのではないでしょうか?

子供が可愛そうだからといって、保育園や幼稚園、
学校で極力こうしたイベントをなくしても
その場しのぎような気がします。

自分は片親しかいないと言うのは辛いですが
まぎれもない事実です。
それなら、早いうちからそのことを理解できないまでも
身近に代わりの人がいることなどを教えるいいきっかけになると思います。

そして、
両親がいる子も「中には片方しかいない友達もいるんだ」と
いうことを知ることになります。
その時には幼いながらも
人のことを思いやるという、
いろんな人がいるという事を子供なりの解釈で
体験する大事な機会にすればいいと思います。

残念ながら、
世の中すべての人が平等
そして同じ環境 境遇ではありません。
幼いからと気づかないフリをするより、
大人も子供も正面から向き合うように、
こうしたイベントを行って
考えていくきっかけにすればいいと思います。

まとめ

ビりがかわいそうだから 運動会はやらない
脇役がかわいそうだから 演劇発表会はやらない。。。
母子家庭だから   父の日はやらない。

かわいそうの意味が違う気がします。

勉強ができなくてかわいそうだから テストはやらない!
ってことにはなってない。
だってテストは無くなってない。

おかしいですよね。

ビリでも頑張って走ることや、遅い子を馬鹿にせず応援すること、
脇役がいないと劇が成り立たないこと学べることは多いです。

小学校に行けば、体力でも勉強でも差が出ることは必須です。
将来、受験や就職など、ある程度の競争は避けられないのも事実。

実際社会に出て社員もいれば社長もいる。
いろんな役割で人は生きている。

金子みすずさんもおっしゃてますよね。

みんなちがって みんないい!

走るのが得意な子 苦手な子
勉強が得意な子 苦手な子
スポーツが得な子 苦手な子
絵が得意な子 苦手な子
お父さんが病気で亡くなった子
お母さんが家出をした子
交通事故で車いすになった子
生まれつき精神障害の子

いろんな場面で活躍できる子ばかりです。

そんなチャンスや能力を発揮できる場を奪ってる気がします。

父親がいない母子家庭という自分の環境を
受け入れていく。
父の日がたとえ辛くても
自分を愛してくれる父親は必ず存在します。
だってその父親がいなかったら
自分は生まれてこなかったのだから

そして愛情を持って父親の代わりをしてくれる人が
きっとそばにいます。

父の日、母の日
つまりは 親の日ですよね。
親代わりの人の日。

似顔絵を描くときに一生懸命話をして
感謝をする気持ちをしっかりと子供に伝えたいです。

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