フィギュアスケート!男女シングル・ペアの得点ルールは?

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日に日に寒さが増し、今年もフィギュアスケートのシーズンがやってきました。

最近のフィギュアは世代交代がありますが、私の好きな選手は浅田真央選手とキムヨナ選手(古いですね^^)と、それから羽生結弦選手も大好きです。

ところで、フィギュアスケートが好きという人は多いと思いますが、フィギュアの得点ルールを具体的に知っているという人は意外と少ないのではないでしょうか?

もちろん知らないなら知らないで楽しめますが、大まかでいいので得点のルールを理解していればより深く楽しめます。

今こそ知っておきたい男女シングル・ペアにおけるフィギュアスケートの得点ルールを解説しますので参考にしながら試合を見てみてくださいね。

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採点の大まかな概要

まず最初に、フィギュアスケートにおいてどのように採点されるのか、大まかにまとめたいと思います。

男女シングル及びペアの場合、スケーティングは「ショートプログラム」(ショート)と「フリースケーティング」(フリー)の2つに分かれます。この点は皆さんご存知の方も多いと思います。

ショート・フリーでそれぞれ獲得した得点の合計が、総合得点となり、この総合得点で順位が決定します。

総合得点が同点の場合はフリーの得点が高い方が上位となり、フリーも同点の場合は構成点(後述)で上位を決定し、それ同じ場合は同一順位となります。

ではその得点はどのような内容になっているかというと、

(ショートの技術点+構成点-減点)+(フリーの技術点+構成点-減点)=総合得点
となります。

とりあえずはこれだけ覚えておけば「ああ、フィギュアスケートってこんな感じで採点するんだな」っていう感じで理解できるかと思います。

続きましてそれぞれの得点がどのようなものかを解説いたします。

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技術点

技術点とは、それぞれの要素(ジャンプ、スピンなど)に設けられた得点のこと。

要素1つ1つの内容や難易度に応じられて加算される得点を「基礎点」といい、それぞれの出来栄えをレフリーが7段階(-3~+3)評価するGOE(Grade Of Execution)の合計が技術点となります。

基礎点の評価のポイントは3つあり、1つ目はジャンプの種類や回転数、2つ目はスピンなどのレベル、そして3つ目はGOEの評価のみで行われるものがあります。

GOE(Grade Of Execution)の評価とは?

GOEの決め方はやや複雑で、

9人のレフェリーの中で抽選で2人除外される

7人になったらフェリーの中で要素ごとのGOEの最大値と最小値を除外し、5人になる

5人の点数を変換し、平均値を計算し、それが最終的なGOEとなり加算されます。

構成点

構成点とは、簡単に言えば5つの項目に従って演技全体の評価をする得点のこと。

その5つの項目は以下の通り

・プログラム全体のスケートの質やスピードなどを評価する「スケート技術」

・要素のつなぎや出入りを評価する「要素のつなぎ」

・音楽に合った演技や身のこなしをしているかを評価する「動作・身のこなし」

・調和の取れたプログラム構成やハイライトの分布を評価する「振付・構成」

・音楽を理解し、それに合った演技や表現をしているかどうかを評価する「曲の解釈」

それぞれの項目の評価数値に、決められた係数をかけ合わせることで得点となります。

減点

そして最後は減点。

決められた違反行為を行ってしまった場合、減点が発生します。

これも細かく決められており、

・転倒(1回に付き-1点)

・演技時間の過不足(5秒に付き-1点)

・衣装や小道具の違反(-1点)

・禁止要素の違反(1回に付き-2点)

・10秒以上の中断(10秒に付き-1点 やむを得ない場合はこの限りではない)

ちなみに以前は「ボーカル付き音楽の使用」は禁止されていましたが、2014年より解禁となりました。

これらを合わせて総合得点を算出します。

おわりに

以上、男女シングル・ペアにおける得点ルールを解説しましたがいかがでしたか?

複雑な部分もあったのでいくつか簡略化した部分もありますが、少しでも理解を深めていただければ幸いです。
男子は4回転でギネスに載った宇野選手。そして女子はジュニアからも実力のある選手がシニアでどんどんデビューしてきます。

2018の平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックへ向けての各選手の意気込みも感じますね。
そしてやっぱり国民的スターの復活真央ちゃんに注目です。

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